古川聡さんがソユーズに乗り込んでから、連日その動向がニュースになっています。日本のマスコミは、日本人宇宙飛行士が宇宙に行くときだけスペースシャトルや宇宙ステーションのことをニュースにします。人工衛星「はやぶさ」のことが騒がれたのも日本の人工衛星だったからです。宇宙時代がきても、結局のところ私たちはナショナリズムから脱却できていないようです。
 
私は子どものころ、人類が宇宙に進出するようになると、自然と人類としての一体感が生まれ、国同士の争いというのは消滅していくものだと思っていました。しかし、アポロ11号が月に着陸し、月面に星条旗を立てる生中継の映像を見たとき、私は自分の夢が無残にも砕かれたのを知りました。当時、1969年はベトナム戦争がたけなわで、とりわけ星条旗は許しがたいものでした。あの月面に突き立てられた星条旗は、日本の1人のSF少年の心にも突き刺さったのです(あとで国連旗も立てられましたが)
 
そのときから、私の宇宙への思いは変質したと思います。宇宙へ進出しても地球上の問題は解決しないのだから、宇宙へ進出することよりも、地球上の問題を解決することのほうが先決だと思うようになったのです。
 
地球上の問題の中でも最大のものは、ナショナリズムの問題でしょう。国単位でものごとを考えるから戦争が起きるのです。
 
日本は「お国のために」といってあまりにもバカな戦争をやったために、世界でも珍しいほどナショナリズムに嫌悪感を持つ国になりました。しかし、ときがたつとともに、水が低きに流れるように、人の心がやすきにつくように、ナショナリズムはしだいにはびこってきました。ナショナリズムは国単位の利己主義ですから、利己主義的な人間はどうしてもそこにはまってしまいます。
 
このブログは、利己主義とナショナリズムを克服する方向性をもって書かれていますので、今後も読み続けていただきたいと思います。
もちろん利己主義とナショナリズムを克服したところには愛があります。