アメリカのウィナー下院議員が自分の下着姿の写真をツイッターで公開したことで辞任を表明しました。どうやら露出症の人であるようです。しかし、どうして辞任しなければならないのでしょうか。
 
ウィナー議員は6人だかの知人女性に自分の下着姿の写真を送っていたそうですが、それはおとな同士のプライベートな行為ですし、送られたほうが不愉快であれば、ちらっと見ただけで写真を削除してしまえばいいわけです。権力をかさにきたセクハラとはわけが違います。
問題は、写真をツイッターで公開してしまったことです。しかし、これはあくまでミスですし、下着姿であれば犯罪にはならないはずです(現に犯罪とする報道はありません)
変態罪はありませんし、変態公開罪もありません。
ちなみにわが国では、山崎拓衆議院議員(当時)が飲尿プレイを公開されましたが(相手の女性が実名で告白)、議員辞職はしませんでした。
 
結局、犯罪ではなくても、圧倒的に非難されたために辞職せざるをえなかったのでしょう。
しかし、非難しているのはどういう人なのでしょう。自分は変態ではないのでしょうか。
キリストは「汝らのうち罪なき者まず石もて打て」といっています。自分の変態を棚に上げて、ウィナー議員を非難している人が多いのではないでしょうか。
私の考えでは、ほとんどのおとなは変態です。レンタルビデオ店のアダルトコーナーの棚を見たらわかります。
 
変態が非難され、誰もが変態を隠して生きなければならない社会よりも、誰もが変態であることを隠さずに生きられる社会のほうがいい社会でしょう。
 
昔は同性愛も変態とされていましたが、今はそうではなく、逆に同性愛者を非難する者が差別主義者とされてしまいます。
すべての変態がそのように市民権を得ている社会に住みたいものです。
 
 
日テレNEWS24 2011617
米下院議員、下着写真送信受け辞任発表
 インターネットを通じて、自分の下着姿の写真を女性に送っていたアメリカ民主党・ウィーナー下院議員が16日、辞職を発表した。
 ウィーナー議員は、インターネットを通じて知り合った女性に自分の下着姿の写真などを送っていたが、先月、間違って簡易投稿サイト「ツイッター」で公開してしまった。写真が発覚した当初、ウィーナー議員は「ハッキングに遭った」と説明していたが、その後、ウソだと認めて謝罪、同じ民主党のオバマ大統領からも辞職を迫られていた。
 ウィーナー議員は辞職会見で「私自身の過ちによって議員続行は不可能になりました。特に妻に謝りたい」と述べた。しかし、記者からの質問を受け付けず、会見は5分足らずで終わった。
 ウィーナー議員は次のアメリカ・ニューヨーク市長の有力候補で、妻はクリントン国務長官の側近というエリート夫婦。
 大きなスキャンダルに発展した今回の騒動は、「議員辞職」という形で幕引きとなった。