2ちゃんねるにおける“韓流推し”フジテレビ批判は終息に向かったかと思ったら、今度はフジ系列の東海テレビで「汚染されたお米 セシウムさん」というテロップが流れたことや、原爆忌の翌日のドラマで「リトルボーイ」と書かれたTシャツが登場したことや、宮城県南三陸町に行ったボランティアがフジの「27時間テレビ」の会場の設営を手伝わされたことなどが批判されています。
最初は「“韓流推し”だからフジテレビはけしからん」といっていたのが、今度は「○○だからフジテレビはけしからん」といっているわけです。いったい最初の“韓流推し”批判はどこにいったのでしょうか。今はフジテレビならなんでも批判するということになっていて、批判する目的が不明です。
そもそもフジの“韓流推し”批判をしていた人たちは右寄りの人たちのはずで、そういう人がフジ産経グループを批判するというのも筋が通らない話でした。
 
そこで思い出されるのが、2ちゃんねるの実質的創始者であるひろゆきこと西村博之氏が7月27日の「ひろゆき日記」において、外国人株主比率の問題から日本テレビとフジテレビは電波法により免許取り消しの恐れがあると指摘したことです。これは2ちゃんねるの「ニュース速報+」でも取り上げられました。俳優の高岡蒼甫さんがツイッターでフジテレビ批判発言をしたのが7月23日ですから、ひろゆき氏にこの問題をプッシュしようという意図があったと推測するのにむりはないでしょう。
 
なぜひろゆき氏がこの問題をプッシュしようとしたかというと、当然2ちゃんねる内で“祭り”を起こしたかったからでしょう。“祭り”そのものでアクセス数が増えるのはもちろん、社会的な話題になれば新たに2ちゃんねるにアクセスする人も増えるでしょう。
 
ネットユーザーはマスコミ批判をする傾向があります。とくに2ちゃんねるでは、毎日新聞の英文サイトの変態記事批判が大きな“祭り”になったという実績があります。今回はマスコミ批判に加えて嫌韓、反韓もあるのですから、大きな“祭り”にする条件はそろっています。
具体的には、フジテレビに関する批判的な記事を積極的に取り上げ(そういえばサッカーの松田直樹選手の葬式でフジの女子アナが笑顔を見せたという記事もありました)、スレッドの書き込みが1000に達したらすかさず次のスレッドを立ち上げるといったことで(これが間延びすると盛り上がりません)、“祭り”を演出していったのです。
 
私はかつて「ひろゆきの脳内ワールド」というエントリーで、2ちゃんねるはひろゆき氏の独特の価値観で運営されてきたため独特の世界となり、それはひろゆき氏の脳内ワールドにほかならないと指摘しました。
 
今回のフジテレビ批判騒動を見ても、やはり2ちゃんねるはひろゆき氏の脳内ワールドにほかならないといわざるをえません。