「大阪都構想」の賛否を問う住民投票で反対が多数となり、大阪維新の会代表で大阪市長の橋下徹氏は政界引退を表明しました。
 
私は東京に住んでいるので、大阪都構想のことがまったくわかりません。私に興味がないということもありますが、中央のマスコミもかなり偏っていると思います。
 
私は京都市の出身ですが、京都府と京都市の二重行政がまったく問題になっていないのはなぜかということもわかりません。京都府と大阪府は違うのか、それとも京都市民に問題意識がないのか。関西ではきっとわかりきったことなのでしょうが。
 
橋下氏が失速したきっかけは、「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」と発言し、さらに米軍に対して性風俗の活用を勧め、アメリカまで巻き込んでしまったことだと思います。アメリカ政府は橋下氏を政治家ブラックリストに入れたはずで、ということは橋下氏の中央政界での活躍は期待できなくなりました。
橋下氏はいずれ首相になるのではないかという期待がカリスマ性につながっていましたが、このときからカリスマ性がなくなりました。
 
橋下氏がよくも悪くも強引に行政改革を行ってきた政治家であることは間違いありません。
こういう政治家が政界からすっかりいなくなってしまいました。
 
維新の党の江田憲司代表も代表を辞任する意向を表明しました。江田氏は、「官僚国家日本を変える元官僚の会」いわゆる「脱藩官僚の会」代表幹事をやっていて、行政改革に力を入れてきた政治家です。
 
元みんなの党代表の渡辺喜美氏も、江田氏とともに行政改革に力を入れてきた政治家ですが、金銭スキャンダルで衆議院を落選してしまいました。
 
小沢一郎氏が改革派といえるかどうかわかりませんが、少なくとも官僚がもっともいやがるタイプの政治家です。
 
民主党は「官僚主導から政治主導」を掲げて政権交代を実現しましたが、今は「政治主導」の看板を下ろしてしまったようです。
 
今の政治の世界は、官僚支配がどんどん強まっています。
集団的自衛権や安保法制も外務官僚が主導して行っていることです。
安倍政権は官僚のいやがる改革はしません。
行政改革という言葉は死語になっています。
 
橋下氏については評価が分かれるでしょうが、政治の世界がのっぺりとしたつまらないものになってしまったのは間違いありません。