女優の広瀬すずさんがテレビの発言で炎上騒ぎを起こし、謝罪したというニュースがありました。
いかにもピュアな印象の彼女がどんな発言をしたのかと興味を持って見てみました。
 
 
広瀬すず、”スタッフ軽視”発言を謝罪「軽率な発言がありました」
 
女優の広瀬すず(17)が19日、自身のツイッターを更新。きのう放送の番組での“スタッフ軽視”発言について、「いつもお世話になっているスタッフの方々に誤解を与えるような発言をしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪した。
 
広瀬は18日、フジテレビ系バラエティー『とんねるずのみなさんのおかげでした』(毎週木曜 後900)の「食わず嫌い王決定戦」に出演。「冷めててドライなんですよ」と自分の性格を分析し、「(電飾を)あんな高いところにかけた人は一生懸命やってるんだな」と感じている、と明かした。
 
MCのとんねるず・石橋貴明から「テレビ局で働いている照明さんなんか見るとどう思うの?」と聞かれると、「どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう?」と回答。続けて、音声スタッフについても「なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう?と考えちゃう」「大人になって年齢を重ねると共に、本当に…声を録るだけでいいの?」と語った。
 
この発言を受け、ネットでは「裏方のスタッフを軽視している」と批判的コメントが続出。一部スポーツ紙などが取り上げ、広瀬のツイッターへ直接クレームをつけるユーザーも現れた。
 
これらの騒動を受け、広瀬は「先日放送された、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の中で、私の軽率な発言がありました。いつもお世話になっているスタッフの方々に誤解を与えるような発言をしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。「本当にごめんなさい」と反省の意を示した。
 
 
これは、思ったことをそのまま口にした発言です。
彼女は小さいころから女優を志して、とくにここ2、3年は重要な役を演じて、頭の中は女優業のことでいっぱいなのでしょう。ですから、世の中には自分の容姿や才能から女優を諦めた人とか、最初から照明や音声を目指してる人とか、いろんな人がいるということに思い及ばないわけです。
一般の人は、若さと一途さからくる発言として、ほほえましく聞いたと思われます。
しかし、照明さんや音声さんが聞くと、傷つく恐れはあります。
 
ただ、彼女に傷つけようという意図がないのは明らかです。
つまり、こちらには相手を傷つける意図はないのに、相手は傷ついてしまうという、ありがちなコミュニケーション不全の一例です。
 
問題は、彼女の発言をとらえて炎上させた人たちです。
この人たちは彼女を攻撃し、非難しました。つまり彼女を傷つけようという意図があります(彼女になにか言うとすれば、「そういうことを言うと傷つく人がいるかもしれないよ」ぐらいで十分です)。
 
単純に言えば、彼女には悪意がないのに、彼女を非難する人たちには悪意があります。
 
このパターンはいろいろなところで見られます。
 
たとえば、バイト店員炎上事件です。バイト店員はただおもしろがっておバカをやっているだけで、誰かを傷つけようとか、店に迷惑をかけてやろうとかいう気はないのに、それを炎上させる人たちは、バイト店員を傷つけてやろうとか、店に損害を与えてやろうという悪意があります。
 
元少年Aが「絶歌」という本を出版したことを巡る騒動も同じです。元少年Aに誰かを傷つけようという意図があるとは思えませんが、元少年Aを非難する人たちは元少年Aが傷つくことをわかってやっています。
 
犯罪者というのは、すぐに刑務所に入れられてしまうので、たいして世の中を悪くすることはできません。
ほんとうに世の中を悪くしているのは、悪意ある一般の人たちです。
 
広瀬すずさん、バイト店員、元少年Aを並べ、さらにそれらを非難する人たちを並べると、いちばん世の中を悪くしているのは誰かがわかるはずです。