私の場合、インターネットで癒されるのは、犬や猫など動物の動画を見るときです。ヤフーのトップページの「ネットで話題の無料動画」に動物動画があればたいてい見ますし、「ハフィントンポスト」にもその手の動画や画像がしばしば紹介されています。
 
こうした動画は多くの人に人気のようで、たとえばビールの箱にスライディングして飛び込むところがテレビCMでも紹介された猫の「まる」は、世界的にも人気だということです。
 


 
 今は誰でも簡単に動画が撮れるので、世の中にはおもしろいハプニング動画がいっぱいあります。動物動画にもそうした種類のものがありますが、まるの動画など多くの動物動画のおもしろさはそれとはちょっと違います。
 
このおもしろさはどこからきているのかと考えていたところ、フジテレビ系「めざましテレビ」の「きょうのわんこ」という名物コーナーが五千回を迎えたという記事が朝日新聞に載っていました。
「きょうのわんこ」は日替わりで1匹の犬を紹介するもので、私は夜型の生活をしているので、何度か寝る前に見たことがあります。週に5匹も紹介するわけですから、ネットの人気動画と違って、そんなにおもしろい犬が出てくるわけではありませんが、見るとなんとなく癒されます。
 
きょうのわんこ - フジテレビの人気番組を動画配信 ...
 
朝日新聞の記事には『犬を選ぶ基準の一つは、飼い主から教え込まれた技をするのではなく、「犬自らがやりたくてやっている」ことだそうだ』と書かれていました。
 
「犬自らがやりたくてやっている」という言葉が、さまざまな動物動画のおもしろさを一言で表現していると思いました。
 
考えてみれば、昔のテレビで犬が紹介される場合は、よく訓練された犬がなにかの芸をするみたいなのがほとんどでした。
そういう犬を見ると、感心はしますが、おもしろくはありません。
しかし、「きょうのわんこ」に出てくる犬は、へんなくせがあるとか、散歩中に勝手な動きをするとかで、むしろ人間にとっては困った犬かもしれませんが、見ているとおもしろさがあります。
「まるです」のまるもやりたいことをやっているだけで、そこにおもしろさがあります。
 
 
「自らがやりたくてやっている」というところにおもしろさが現れるのは、人間においても同じです。
 
ウインドウズ10のテレビCMを見て、そのことを感じました。
 
 

 
 
このCMに出てくるのは、「きょうのわんこ」と同じで、「自らがやりたくてやっている」子どもばかりです。
 
今の世の中、おとなが推奨するのは、行儀のいい子ども、あいさつのできる子ども、ピアノなど習い事をやる子ども、スポーツの練習をがんばる子どもなどです。つまりおとなが決めたことをやる子ども、おとなの価値観に合わせている子どもです。
しかし、こういう子どもを見ていてもおもしろくありません。
それがなんであれ「自らがやりたくてやっている」子どもを見ているとおもしろいものです。
 
そして、才能というのは「自らがやりたくてやっている」うちに開花するものだと思います。