アメリカ大統領選挙は11月8日投票ですが、どうやらクリントン候補が勝ちそうです。
トランプ候補が負けるとなると(まだ決まったわけではありませんが)、ちょっとやらせてみたかったなという気がしないでもありません。
 
トランプ候補はロシアのプーチン大統領とウマが合います。それに、NATOの役割をほとんど評価していません。もちろんこのふたつは表裏一体です。
アメリカとロシアが仲良くなれば、NATOの存在価値はほとんどなくなってしまいます。
 
トランプ候補は日米安保もほとんど評価していません。アメリカが金を出して日本を守ってやっているという認識のようです。
 
つまりトランプ候補はアメリカの軍事的覇権に興味がないのです。
彼はアメリカ・ファーストを言いますが、ほとんど経済力のことを言っているのではないかと思われます。
 
ですから、トランプ大統領が誕生すれば世界は平和になるのではないかと、ちょっと期待していたのです。
もっともその反対に、やたら軍事力を行使する最悪の大統領になったかもしれませんが。
 
 
“フィリピンのトランプ”ことドゥテルテ大統領は中国を訪問し、2兆5000億円規模の経済協力で合意したほか、共同声明では南シナ海の領有権問題で国際仲裁裁判所判決に言及せず、「直接の関係国の協議によって解決する」と明記しました。
 
「航行の自由作戦」で南シナ海の領有権問題に首を突っ込んでくるアメリカの梯子を外した格好です。
 
 
トランプ候補もドゥテルテ大統領も、冷戦思考を脱却していて、アメリカの覇権主義に冷淡なところは共通しています。
考えてみれば、冷戦が終わればアメリカとロシアが対立する理由はありませんし、アメリカが南シナ海の領有権問題に首を突っ込む理由もありません(アメリカといっしょになって首を突っ込もうとする日本もバカみたいです)
 
日本はなぜか国を挙げて冷戦思考に凝り固まっていて、中国の軍拡が脅威だとか言っています。
しかし、これは安倍首相が中国へ行って習近平主席と笑顔で握手すれば終わってしまう話です。
トランプ候補もドゥテルテ大統領もろくな人物ではないと思いますが、日本人の冷戦思考にはいい解毒剤になります。