今回の解散は安倍首相によると「国難突破解散」だそうですが、正しくは「国難利用解散」です。
北朝鮮の脅威を国難として利用しています。
 
その北朝鮮が「日本に核の雲」と、まさに脅威なことを言いました。
 
 
安倍首相演説で「日本に核の雲」 北朝鮮メディア警告
北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、安倍晋三首相が国連総会の一般討論演説で北朝鮮への圧力を強調したことに関連し、「安保危機を高めれば、自らの政略的な目的を達成しやすくなるという打算だ」と批判する論評を配信した。
 その上で、同通信は、朝鮮半島情勢は一触即発で「いつ核戦争になるか分からない」と指摘。「情勢をあおる制裁圧力騒動は、日本の領土に核の雲をもたらそうとする自滅行為だ。地球で唯一、核の惨禍を受けた日本人が再び軍国主義者たちの政略実現の犠牲になるなら世紀の悲劇だ」と警告した。(ソウル)
 
 
これは朝日新聞の記事ですが、小さなベタ記事です。
産経新聞なら一面トップにしていてもおかしくないと思い、調べてみましたが、記事にすらなっていません。読売新聞も記事を載せていません。
共同通信と時事通信が記事を配信していることがわかりましたが、それも小さな記事です。
 
北朝鮮が「日本に核の雲」と言って脅したわけですから、安倍政権や産経新聞や読売新聞が利用しないのは不思議です。
 
今回、産経新聞を読んでいると、『専守防衛も非核三原則も放棄せぬ日本 中国や北朝鮮にいたぶられるのを待つ「被虐国家」だ! 』という記事が目につきました。
 
人工透析を受けている人は北朝鮮の「電磁パルス弾」が日本上空で破裂すれば透析治療が受けられなくなり、死を待つばかりとなるという例を挙げ、北朝鮮の脅威を強調しています。
 
しかし、「電磁パルス弾と人工透析」というのはかなりレアな例ですし、一般人にとっては脅威ではないとも言えます。
また、これまでJアラートが鳴った例は、日本の上空を通過するミサイルが事故で落ちてくることを想定していて、これもかなり低い確率です。
一方、「核の雲」が意味する核爆弾は現実的で圧倒的な脅威です。
産経新聞は脅威の認識が間違っているのではないでしょうか。
 
それは安倍首相も同じです。
韓国の統一相が今年2月に国会で「ノドンに核搭載は可能だと考えている」と答弁していますし、アメリカのシンクタンク「科学国際安全保障研究所」(ISIS)も「核爆弾はノドンに搭載できるほど小型化された」と発表しています。
そんな北朝鮮を相手に安倍首相は国連演説で『「全ての選択肢はテーブルの上にある」とする米国の立場を一貫して支持します』と言いました。つまりアメリカの武力行使を支持すると言ったのです。
もしトランプ政権が北朝鮮に武力行使した場合、それを支持する日本も北朝鮮から報復を受けてもおかしくありません。
現に北朝鮮がそのことを警告したわけです。
 
しかし、安倍首相や産経新聞はそういう現実の脅威は見て見ぬふりをして、どうでもいいミサイルの上空通過に空騒ぎをしています。
 
北朝鮮がすでに核保有国になっているという現実を認めようとしない安倍政権こそ日本の脅威です。