トランプ大統領は今回の訪日に際し、エアフォースワンで横田基地に到着しました。これまでアメリカ政府の要人は成田空港か羽田空港に到着していましたから、新機軸です。軍事重視の姿勢を表したのでしょう。
 
このときはヘリコプターで埼玉のゴルフ場に向かいましたが、通常は横田基地から六本木の米軍基地のヘリポートに行きます。このルートを使うと、アメリカの政府や軍の関係者はパスポートチェックなしに日本に入国することができます。つまり一部のアメリカ人にとって国境はないも同然で、これは日本が属国であることの証です。

このことは矢部浩治氏の「知ってはいけない隠された日本支配の構造」(講談社現代新書)などの本でようやく知られるようになりました。

 
 
私はこれを知って、六本木とドラッグが結びついている訳がやっとわかりました。
 
ひところ上野公園でイラン人がドラッグを売っていたとか、歌舞伎町では香港マフィアが売っているとか、あるいは北朝鮮ルートの覚せい剤があるとか、ドラッグについては「○○ルート」ということが言われます。しかし、六本木では昔からドラッグが出回っていて、最近も芸能人が六本木でドラッグを買って逮捕されたりしていますが、六本木のドラッグについては「○○ルート」ということが言われず、どこからきているのか不思議でした。
しかし、実は「米軍ルート」だったのですね。
 
マスコミも警察もそういうことはまったく発表しないのでわかりませんでした。
 
 
マスコミが報じないことでは「年次改革要望書」というのがあって、1994年から毎年アメリカ政府が日本政府に改革してほしいことを列記しているのですが、たとえば建築基準法改正、法科大学院設置、裁判員制度などの司法制度改革、労働者派遣法改正、郵政民営化といったこともすべて書かれています。ということは、日本がやってきた改革はすべてアメリカの要求に応えているだけだということになります。
この要望書はすべてウェブ上に公開されているのですが、日本ではまったく報道されませんでした。
2004年に刊行された「拒否できない日本」(関岡英之著)によって初めて知られるようになりましたが、マスコミはほとんど無視しているので、いまだに知る人ぞ知るです。
 
なお、年次改革要望書は鳩山政権のときに廃止されましたが、今も形を変えて続いているということです。
 
 
同様に「アーミテージ・ナイリポート」というのもあって、ジャパン・ハンドラーの代表格であるリチャード・アーミテージ氏とジョセフ・ナイ氏らが2000年、2007年、2012年に出した日本の安全保障政策などに関する提言ですが、そこに解釈改憲による集団的自衛権行使容認と新安保法制なども提言されています。つまり安倍政権の安保政策はアーミテージ・ナイリポートの要求に応えているだけなのです。
これもマスコミはあまり報道しないので、やはり知る人ぞ知るです。
 
日本がアメリカにあやつられているということは、マスコミにとっても“不都合な真実”であるようです。
 
 
先の総選挙についてもアメリカが裏であやつっていたということを週刊朝日が報じています。
 
小池百合子、前原誠司の失脚の裏に米国政府 在米日本大使館の内部文書入手
 
この記事から一部を引用します。
 
 
総選挙後、在米日本大使館がまとめた内部文書を本誌は入手した。
 
《改憲勢力が発議可能な3分の2を確保した総選挙結果は米国には大歓迎の状況だ。むしろ米国が意図して作り上げたとみていい。民進党を事実上、解党させて東アジアの安全保障負担を日本に負わせる環境が改憲により整う非常に好都合な結果を生み出した》
 
 そして《日本が着実に戦争ができる国になりつつある》と分析。こう続く。
 
《米国には朝鮮有事など不測の事態が発生した時に、現実的な対応が出来る政治体制が整う必要があったが、希望の小池百合子代表が踏み絵を行ったのは米国の意思とも合致する》
 
 前出の孫崎氏は、166月に撮影されたラッセル国務次官補(当時)と森本敏元防衛相、小野寺五典防衛相、前原誠司前民進党代表、林芳正文部科学相、西村康稔官房副長官、自民党の福田達夫議員、希望の党の細野豪志、長島昭久両議員、JICA前理事長の田中明彦氏らが安全保障について話し合った国際会議「富士山会合」の写真を示しつつ、こう解説する。
 
「米国の政策当局者は長年、親米の安倍シンパ議員や野党の親米派議員らに接触、反安保に対抗できる安全保障問題の論客として育成してきた。その結果、前原氏が民進党を解体し、同じく親米の小池、細野、長島各氏らが踏み絵をリベラル派に迫り、結果として米国にとって最も都合のよい安倍政権の大勝となった」
 
 
ここに書かれていることは、私が前回書いた「マスコミの異様なトランプ歓迎」とも符合します。
 
アメリカの意向に従って動く政治家は「売国政治家」というしかありません。
そして、その実態を報道しないマスコミは「売国マスコミ」です。
「売国」という言葉はあまり品のいい言葉ではありませんが、ここでは「売国」以上に適切な言葉がありません。
 
もちろん売国政治家の筆頭は安倍首相です。
安倍首相はトランプ大統領が韓国に向かうとすぐにこんなツイートをしました。
 
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安倍首相がトランプ大統領をもてなしたのですから、「ありがとう」を言うのはトランプ大統領のほうです。安倍首相はアメリカの武器を買うなどの約束をしたのですから、なおさらです。
なお、トランプ大統領は安倍首相のこのツイートをリツイートしましたが、返信はしていません。