トランプ大統領が差別発言で世界的に炎上状態です。
 
トランプ大統領はハイチやアフリカ諸国のことを「shithole」と言いました。これは最初「屋外便所」と訳されたりしていましたが、そのうち「肥溜め」になり、今は「くそったれ国家」とも訳されています。公で使ってはいけない言葉ということです。
 
トランプ大統領の人種差別発言には今さら驚きませんが、問題はそのあとにあります。
 
トランプ大統領は世界的に非難されると、ツイッターで「自分は非難されている単語は使っていない」と否定しました。しかし、民主党のリチャード・ダービン上院議員は「何度も使った」と言っていますし、ホワイトハウスも発言は否定していません。
つまりトランプ大統領は嘘をついたのです。
 
トランプ大統領はウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、金正恩委員長と「とてもよい関係にある」と語って、世の中を驚かせました。
ところが、このあとトランプ大統領はこれをフェイクニュースだとして、実際には「よい関係になるだろう」と述べたのだと主張しました。
ウォールストリート・ジャーナル社はインタビューの録音を公表して、「報道は正確だった」と反論しています。
 
トランプ大統領は、つごうが悪くなると、とっさに嘘をつくようです。
要するに自己防衛の嘘で、自分ファーストの表れです。
平気で嘘をつく人間に外交交渉はもとより政治ができるでしょうか。
 
「炎と怒り」というトランプ政権の暴露本の著者マイケル・ウルフ氏は『「取り巻きの100パーセント」がトランプ氏の資質に疑念を抱いていると断言し、「彼はまるで子どものようだと、誰もが言っている。つまり、すぐに満足させてあげる必要があるということ。彼がすべてなのだ」と語った』ということです。
 
 
ところが、日本ではトランプ大統領に対する批判の声がほとんど上がりません。
アメリカは日本がいちばん頼りにする同盟国です。その大統領がまともでないというのは、日本にとって最大の「国難」ですから、思考停止に陥っているのではないでしょうか。
 
その最たるものが安倍首相でしょう。
安倍首相には長い外交経験がありますが、やってきたことはひたすらアメリカ追従です。今もトランプ大統領に追従しています。それ以外のことをやったことがないので、路線変更ができないのでしょう。
トランプ大統領といっしょにゴルフをしたことも今では恥ずかしい過去になってしまいました(あの時点から恥ずかしかったのですが)
 
超大国の大統領がまともでないというのは、世界にとって大きな危機です。
世界各国が協力して、トランプ包囲網を構築するべきです。
日本人はそんなことは不可能だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。トランプ大統領は昨年中にイギリスを訪問する予定でしたが、イギリスで180万人を越える反対署名が集まったために延期になり、今年2月に予定されていたイギリス訪問も、労働党の党首が大規模な反対デモを呼び掛けていたことなどから、またしても中止になりました。
世界各国がトランプ大統領にこうした対応をすれば、トランプ大統領を辞任に追い込めるかもしれません。
 
イギリス人にできて日本人にできないはずはない――と言いたいところですが、安倍首相にはむりですから、ほかの国に期待したいと思います。