4月11日の衆院集中審議における安倍首相は、引き延ばし、ごまかし、嘘のオンパレードでした。
往生際が悪いとはこのことでしょう。
報道によると、希望の党代表の玉木雄一郎議員に「嘘つき」と言われたとしてキレた場面もあったということです。
 
玉木議員が「嘘つき」という言葉を使うかなと疑問を感じて、YouTubeでその場面を確かめてみたら、やはり「嘘つき」とは言っていませんでした。

 
【モリカケ日報】安倍総理vs玉木0 玉木「安倍は嘘つきだ」安倍「証拠を出せ」

 
 
玉木議員が次の質問に移っているのに、安倍首相は玉木議員のその前の言葉を槍玉にあげて、こうまくしたてます。

 
答弁する前にですね、私に対して嘘つきということを明確におっしゃった。嘘つきと言う以上は、明確に私が嘘をついているという証拠を示していただかなければいけないと、こう思うわけでありまして。
私もですね、若い議員のときにいろんなことを言いましたが、嘘つき呼ばわりということは滅多にしませんでしたから、そのへんはわきまえていただきたい。
 
 
しかし、確かめてみると、玉木議員は「嘘つき」とは言っていません。
このように言っています。
 
 
愛媛県では知事がちゃんと会見をして、ここにあることは本物だと言っているんですよ。こういうことを事細かく、詳細に書かれている。つまり安倍総理の言っている答弁は嘘だということを示唆しているんですよ、これは。
(中略)
総理、こんなことをしてるとですね、内閣総理大臣自身を証人喚問に呼ばざるをえなくなりますよ。だって私ね、残念ですよ。こうやっているときに、私の目の前に座っている内閣総理大臣が、日本国の、嘘をついているかもしれないと思って質問するのは残念ですよ。
 
 
玉木議員が「嘘」という言葉を使ったのは、「答弁は嘘だということを示唆している」と「嘘をついているかもしれないと思って質問する」という部分だけです。
「嘘」と断定することは避けていますし、ましてや「嘘つき」という言葉は使っていません。
 
ちなみに「嘘をついた」と言って批判するのと、「嘘つきだ」と言って批判するのは全然違います。前者は行為を批判していますが、後者は人格攻撃です。
 
安倍首相は、頭の中で「嘘つき」という言葉を捏造して、人格攻撃をされたということで玉木議員を攻撃したのです。
 
さらに、「私が嘘をついているという証拠を示せ」と言っていますが、玉木議員は「首相案件」という言葉の書かれた愛媛県の文書(備忘録)をパネルとして示しており、まさに証拠を示しています。
 
もっとも安倍首相は、愛媛県職員などとは「記憶の限りでは会っていない」という柳瀬唯夫元首相秘書官を信頼して、愛媛県の文書は証拠とは認めません。
 
しかし、愛媛県の文書は農水省でも見つかったということです。農水省に受け入れられていたということは、内容がでたらめではないということです。
また、読売新聞によると、柳瀬首相秘書官との面会に出席した職員が読売新聞の取材に応じ、柳瀬氏が「首相案件」と発言したことを認めたということです。
こういう状況で柳瀬氏は「会っていない」という態度を貫くことができるでしょうか。
 
安倍首相が自分自身を「嘘つき」であると認める日は近いはずです。