悪質タックル問題についての日大アメフト部の記者会見が大炎上しています。
 
日大側は安倍政権の森友加計問題の対処法を見て、同じようにやればうまくいくと思ったのでしょう。
しかし、悪質タックル問題では宮川泰介選手がその前日に記者会見で語っていました。
宮川選手が語ったことと、内田正人監督、井上奨コーチが語ったことを比べれば、宮川選手が正直に語っていて、内田監督、井上コーチが嘘を言っていることが歴然です。
日大側が大炎上したのは当然です。
 
そういうこと考えると、森友加計問題がなかなか解決しないのは、宮川選手に当たる人がいないからだということがわかります。
それは本来、佐川宣寿氏と柳瀬唯夫氏の役回りでした。この2人が正直に語れば、安倍首相の嘘は誰の目にも明らかになり、安倍首相はとっくに総理も議員も辞めていました。
 
この2人は、自民党と官僚組織に忠誠を示したほうが自分の利益になると判断したのでしょう。
しかし、そのために森友加計問題が長引き、国政の混乱と停滞を招いています。
 
20歳の若者がいさぎよく自分の罪を認めて真実を語っているのに、一流大学を出たエリートが利己的な嘘をつく。また、アメフトを知り尽くしている監督とコーチが嘘をつく。
これが人間の真実というものです。
人間は若いころは純真ですが、年を取るほど計算高くなり、悪いことをしがちです。
 
それなのにおとなが子どもに道徳教育をしているのですから、滑稽です。
 
 
ところで、宮川選手が悪質タックルをしたのはよくないことですが、同情すべきところもあります。
 
内田監督は宮川選手に冷たく当たっていたようです。
もし宮川選手が内田監督から直接、悪質タックルをするよう指示されたとしたら、おそらく宮川選手は断っていたでしょう。
 
しかし、井上コーチは宮川選手の高校時代に高校の監督をしていた人です。
宮川選手は、内田監督との信頼関係については「わからない」と言いましたが、井上コーチについては「高校2年生の時から監督をやっていただいていたので、その頃から信頼はしていたかもしれないです」と言っています。
井上コーチも宮川選手のことを気にかけていたようです。宮川選手が試合に出られないために内田監督にかけあい、「相手のクオーターバックをつぶせば使ってやる」という監督の意向を宮川選手に伝えます。宮川選手は井上コーチが自分のために動いてくれているのがわかっているので、それに応えようとしたのでしょう。内田監督から冷たくされている宮川選手は、井上コーチしか頼る人がいませんでした。
なまじ井上コーチとの絆があったために、宮川選手は悪に手を染めてしまったのです。
 
内田監督は日大アメフト部を27年ぶりの優勝に導いて絶対的な権威があり、また日大では常務理事としとてナンバー2の地位にあったということです。
「権力は腐敗する」というのは安倍政権と同じです。