ベッキーとゲスの極み川谷氏との不倫問題があまりにも大ごとになったので、その影響がいろんなところに及んでいます。
たとえば育休不倫問題で議員辞職に追い込まれた宮崎謙介議員は「ゲス不倫議員」とか「ゲス宮崎」と呼ばれました。「ゲス」はあくまで川谷氏のバンドの名前であって、宮崎議員とは関係ないのですが。
もしベッキー・川谷の不倫騒ぎがなければ、議員辞職にまでならなかったかもしれません。
丸山和也議員も黒人差別発言が問題になったときに不倫が発覚しました。週刊誌は差別発言とは関係なしに不倫を追っていたのでしょう。本来なら丸山議員の不倫などたいしたネタではないはずですが、ベッキー・川谷の不倫があまりにも騒がれるので、週刊誌はこれも受けると判断したのではないかと思われます。
宮崎議員や丸山議員は政治家ですから、ある程度のモラルを要求されてもしかたありませんが、桂文枝師匠の場合はどうなのでしょうか。
「フライデー」は「師匠、あなたもゲスだったのか」と題して、文枝師匠は38歳の演歌歌手と20年間にわたってつきあっていると報じました。
これは演歌歌手が告白したものです。告白は売名行為ではないかと言われていますが、少なくとも今告白すると話題になるだろうという計算はありそうです。
芸人の場合、昔は女遊びは“芸の肥やし”などと言われて、本人だけでなく世間も問題にしませんでしたが、こうした流れの中ではやはり「ゲス」にされてしまうようです。
今後、不倫ネタはマスコミの好むところとなって、みんな「ゲス」とされてしまうのかもしれません。
それは決してよいことではありません。世の中からまたひとつ寛容が失われたということですから。
そもそもベッキー・川谷の不倫は、本来ならベッキー・川谷・妻の三者で解決するべき問題です。「週刊文春」が報道しなければそうなっていたでしょう。
考えてみれば、みんな「週刊文春」にあやつられているわけです。