村田基の逆転日記

進化倫理学の威力を試すブログ

タグ:金銭トラブル

2021-10-26


10月26日、小室圭氏と眞子さんが結婚し、記者会見を行いましたが、全国民が注視する中、若い二人がしっかりした口調で自分の考えを述べたのに感心しました(なにしろこの国には原稿が糊付けされて読めないという政治家もいるので)。
圭氏については、4年前に婚約内定の記者会見をしたころは、「ちょっとチャラい感じの男だなあ」という印象を持ちましたが、今回の会見では引き締まった顔つきになって、精悍さが感じられました。誹謗中傷の嵐の中で人間的に成長したのでしょう。

誹謗中傷にさらされてめげてしまう人もいますが、この二人は「好きな人と結婚する」という明快な目標を持ってお互い支え合ったので、誹謗中傷の嵐を乗り越えられたのでしょう。


これまで「パラリーガルでは給料が低く、眞子さまのお相手にふさわしくない」「将来生活していけるのか」などと圭氏の能力を見下す声が数多くありました。
しかし、圭氏は留学先の大学を卒業して、一流の弁護士事務所に就職し、さらにニューヨーク州弁護士会が主催する学生対象の論文コンテストに優勝(前年は2位)する優秀さを示しました。
圭氏をバカにしていた人たちは全員、圭氏に謝罪するべきでしょう。

圭氏の母親と元婚約者との金銭トラブルもずいぶん騒がれました。
そもそも借金問題というのは、お金を要求する側が動いて解決するべきで、お金を要求された側は自分から動く必要はありません。
それに、これは母親の問題ですから、圭氏の結婚とは関係ありません。

ところが、2018年11月、秋篠宮さまは「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況にならなければ、 私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」と発言して、金銭トラブルの解決を要求しました。

今思うと、この発言が誹謗中傷の火に油を注ぎました。
それまでは「金銭トラブルは母親の問題で、圭氏の結婚とは関係ない」と主張することができましたが、このときから金銭トラブルと結婚が結びつきました。
それに、秋篠宮さまは小室親子に金銭トラブルの解決を求めました。
先ほども言ったように、解決するべきは元婚約者の側です。小室親子に解決を求めたために、解決は不可能になりました。

元婚約者がまともな判断のできる人間なら解決は可能ですが、週刊誌にしゃべるだけで自分から解決に動かない人間にまともな判断ができるとは思えません。
この会見でも圭氏は「本年4月に解決金をお渡しすることによる解決をご提案したところ、母と会うことが重要であるというお返事をいただきました。しかし、母は精神的な不調を抱えており、元婚約者の方と会うことにはドクターストップがかかっています」と語りました。
弁護士を代理人に立てて交渉し、解決金を払うと言っているのに、母親に会うことを要求してくるとは、解決の意志がなく、わざと問題を引き延ばそうとしているとしか思えません。

この会見については、圭氏一人が残ってもいいので、金銭トラブルについて質疑応答をするべきだという声がありました。
これは圭氏をつるし上げようということでしょう。
なにかの進展を求めるのなら、元婚約者の同席を求めて、両者に質疑応答をするべきです。

元婚約者はいまだに名前も顔も出していません。
元婚約者は法的権利がないことは自覚しているので、「お金を返すのが人として正しいことだ」と主張しているのでしょう。だったら、自分も顔を出して主張するべきです。

ともかく、小室氏側にだけ解決を求めるマスコミは、金銭トラブルを利用して小室氏側をたたきたいだけです。


日本雑誌協会の文書による質問に、圭氏が米フォーダム大学に入学できたり、学費全額免除の奨学金を受給できたりしたのは、眞子さまのフィアンセという立場を利用した、つまり“皇室利用”をしたからではないかというのがありました。
これも金銭トラブルと同じ論理になっています。
入学や奨学金受給を決めるのは大学ですから、大学に聞かなければなりません。
圭氏に聞いても否定するだけですし、何度も聞くのは、いやがらせかつるし上げです(そもそも“皇室利用”をしてはいけないのかという問題もあります)。


ネットを検索すると、圭氏に関わる“疑惑”がいっぱい出てきます。
週刊文春は次のことを報じています。

経歴詐称疑惑①電通アメリカのインターンが嘘?
経歴詐称疑惑②日本メガバンク時代の表彰歴が嘘?
経歴詐称疑惑③大手事務所へのインターンは本当?
経歴詐称疑惑④ジョン・F・ケネディ・プロファイル・イン・カレッジ賞の受賞歴が本当?

ほかに「フォーダム大学のウェブ上の卒業名簿から小室圭の名前が消された。ほんとうに卒業したのか?」というのもありました。
経歴詐称以外にも悪い評判はいくらでもあります。

どれもいい加減な情報に基づく“疑惑”です。こうした報道に踊らされた人がいっぱいいました。
というか、みずから踊っていたのでしょうか。


私はこうした人たちを見て、どういう心理から小室圭氏と眞子さまの結婚を妨害しようとするのかをいろいろ考え、究極の格差婚であることや、“最上級国民”である皇族へのやっかみなどを指摘してきましたが、今日はもっと根本的なことを指摘したいと思います。
それは、「好き合った者同士が結ばれて幸せになってほしい」という素朴な感情がないことです。

こう言うと、「二人に幸せになってほしいから金銭トラブルの解決を求めているのだ」と反論する人がいそうですが、二人に幸せになってほしいなら、元婚約者に対して「法的手段を取らないなら手を引くべきだ」と言うはずです。


「世界人助け指数」というのがあります。「この1ヶ月の間に、見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」、「この1ヶ月の間に寄付をしたか」、「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」という3つの項目について、世界の国々を調査したものですが、2020年の調査では、総合順位で日本は最下位の114位でした。それも、113位のポルトガルとは大差の最下位で、2018年の調査よりもポイントが低下しています(「人助けランキング、日本は大差で世界最下位 アメリカは首位陥落、中国は順位上昇 トップは?」より)。

どうやら日本人には人に対する温かい気持ちがないようです。
とくに税金で生活している皇族に対してはないのかもしれません。


眞子さんは会見で「圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作って欲しいと私がお願いしました」と語り、これには多くの人が驚きました。
眞子さんは早い段階から、日本脱出を計画していたのです。
確かに圭氏と眞子さんの夫婦は日本に住むことはできないでしょうから、適切な判断です。

小室夫婦は日本を見捨てたわけです。

今後、日本人は今回のことを反省しないと、佳子さまや愛子さまも日本を見捨てることになるでしょうし、悠仁さまも皇位を継承するとは限りません。
そうなると天皇制の自然消滅です。
「皇族も人の子」ということを考えないといけません。

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宮内庁ホームページより

眞子さまの婚約者である小室圭氏とその母親に対する異様なバッシングを見ていると、背後になにかの陰謀があるのではないかと思えます。

小室氏親子に対するバッシングのきっかけは、母親の元婚約者と母親の間に金銭トラブルがあると週刊誌が報道したことです。
元婚約者は婚約期間中に母親に約400万円の援助を行い、自分から一方的に理由も述べずに婚約解消をしたあと、自分の懐事情が苦しくなるとお金を返してほしいと言い出しました。もちろん借用書はありません。
女に振られると、つきあっていた期間のプレゼントの品物やデート代を返せと言う男がいるそうですが、それに似ています。いや、振られた腹いせに言うのはまだわからないではありませんが、元婚約者は自分から振っておいて金を返せと言っているのです。
あきれた言い分です。
いずれにしても、当事者には複雑な感情のもつれがあるでしょうから、外部の人間が口出しするべきではありません。
それに、これはあくまで母親の問題ですから、小室圭氏の結婚とは関係ありません。


ところが、マスコミは元婚約者サイドに立って母親と小室氏を猛烈に攻撃しました。
それによって結婚に対する否定的な世論が形成され、宮内庁は結婚を2年延期すると発表しました。

こういういきさつを見ていると、宮内庁がマスコミを操作して結婚つぶしをしたのかと思えます。
なんのためかというと、「女性宮家」創設のためと想像されました。
女性皇族が結婚して皇籍離脱すると、どんどん皇族の数がへっていき、天皇制の存続があやぶまれるので、女性宮家を創設しようという動きが当時ありました。その場合、女性皇族の結婚相手は元皇族とかそうとうの家柄の男性でなければならないということで、“普通”の家柄の男性である小室氏はふさわしくないことになります。
女性皇族の「婚姻の自由」を無視したとんでもない計画です。そのためか最近は言われなくなりました。


そして、小室氏親子への攻撃が今度は秋篠宮家へと向かいました。
佳子さまが国際基督教大学卒業に際して発表した文書で、眞子さまの結婚に関して「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と当たり前のことを書いただけなのに、「個人の意思を優先するのはワガママだ」とか「秋篠宮家の教育方針が問題」などと批判されました。
さらに、悠仁さまを学習院でなく幼稚園からお茶の水女子大付属に通わせ、中学もお茶の水女子大付属に進ませたことも批判されました。このころ、悠仁さまの教室の机にナイフが置かれるという事件もありました。

そうしたところ、「週刊文春」2019年4月11日号の記事によると、安倍首相は秋篠宮さまが大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」と述べられたことに不快感を示し、その意をくんだ官邸スタッフが秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということです。

「週刊文春」の記事が正しいかどうかわかりませんが、秋篠宮家への異様なバッシングを見ていると、なにか裏があるのだろうと考えざるをえません。
私は、マスコミには意外に反天皇制主義者がいて、結婚問題を機会に皇室の権威を落としてやろうとたくらんでいるのかなどとも考えました。


今年4月、小室氏は金銭問題について説明する28枚の文書を公表しました。
するとマスコミの反応は、「長すぎる」の大合唱でした。
しかし、もし文書が4、5枚だったら、今度は「短すぎる」と言って批判したでしょう。
「ていねいに説明します」と言ってなにも説明しない政治家が多い中、実際にていねいに説明したのは立派です。
それから、「内容が一方的だ」という批判も多くありました。
しかし、事実が一方的なら内容が一方的になるのは当然です。
マスコミは内容を批判することができないので、「一方的だ」ということしか言えなかったのです。

もともと借金ではないので、マスコミが反論できないのは当然です。
小室氏が結婚したあと、母親はマスコミを相手に名誉棄損の裁判をすれば、多額の賠償金が取れるのではないでしょうか。


それから、小室氏が髪型をポニーテールにしていることもマスコミに批判されました。
人がどんな髪型をしようと自由です。批判するマスコミがバカをさらしただけです(ブラック校則の弊害がこんな形で出ます)。

とにかく、この結婚問題に関してはマスコミがあまりにもバカで、しかもそれがまかり通っているので、あきれるしかありません。



宮内庁は10月1日に、眞子さまと小室氏が10月26日に正式に結婚されると発表し、同時に眞子さまが「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」の状態にあることも公表しました。会見に同席した医師は「自分自身と家族、結婚相手と家族に対する、誹謗中傷と感じられる出来事が長期的に反復され、逃れることができないという体験をされた」と説明しました。

これでさすがに小室氏親子や秋篠宮家に対するバッシングはやむだろうと思ったら、ぜんぜんそんなことはなく、むしろ激しさを増したのではないかと思えるぐらいです。

ここまで小室氏親子や秋篠宮家をバッシングする人が多いとなると、これは陰謀論では片づけられません。
そこで考え直してみました。


この結婚に反対する人が多いのは、皇室は日本最高の家柄なのに対して、小室家はごく普通の家柄で、「究極の格差婚」だからです。
したがって、皇室を高く評価する人ほど、小室家が下に見えて、結婚に強く反対したと思われます。
しかし、「家柄が違う」と言って結婚に反対するわけにいかないので、むりやり借金問題を捏造して、反対の理由にしたのです。

一方を持ち上げれば、もう一方が相対的に下がるのは、当然の理屈です。
ですから、天皇制は差別につながると主張する人もいます。

そのことはわかっていましたが、もうひとつの問題について認識が足りませんでした。
もうひとつの問題というのは、持ち上げられた皇室も差別されるということです。


帝国憲法では、天皇は「神聖」でした。
ですから、天皇や皇族は人間的な感情を持っていなくて当然です。
戦後になっても古い感覚の人は、皇族は神に近い人なので、人間的な感情を持っていると思っていないようです。
ですから、眞子さまが複雑性PTSDになったと発表されても、信じられません。「複雑性PTSDは嘘だ」と言っている人もいます。
小室氏がマスコミからバッシングされれば眞子さまも心を痛めるということも理解できません。
ですから、平気で小室氏親子や秋篠宮家をバッシングできるのです。

雅子さまも2004年に適応障害であると公表されましたが、世の中は正面から受け止めませんでした。逆に「スキーをしたりディズニーランドに行ったりできるのに、なぜ公務はできないのか」という批判が起きました。
雅子さま(現皇后陛下)の適応障害は放置されたままです

「皇族も普通の人間である」ということが認識されていないのです。
これもまた差別です。
「下への差別」でなく、「上への差別」です。

そうすると、小室氏親子へのバッシングは「下への差別」で、秋篠宮家へのバッシングは「上への差別」だとなって、わかりやすくなります。

この結婚を巡る騒動の根底にはやはり天皇制の問題があります。

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