忘れられているかもしれませんが、私は小説家でもあります。これまでに5冊の小説本を出版してきましたが、今回そのうちの1冊が電子版として角川書店より発売されましたので、お知らせします。

夢魔の通り道
著者 村田基
ジャンル 文芸 日本文学 ホラー
レーベル 角川ホラー文庫
出版社名 KADOKAWA / 角川書店
配信開始日 2015年01月22日
ページ概数 357
著者の描き出す奇怪で不気味な物語たち。ホラーファン待望の精選短編集!
「夢」と「現実」の隙間から這い出してくる虫。あらゆる生物が生きたまま腐敗する世界。たった一日で悟りを得られる宗教の流行。植物と交わる女。子供を教育することが許されない未来、突如おのれの寿命を悟ってしまう人々の出現、永遠に終わらない悪夢の中に閉じこめられた男、などなど……。轟音とともに、この世界が崩壊する。13の研ぎ澄まされた悪夢の剣。ホラーファン待望の精選短編集!
(C) Motoi Murata 1997
価格272円(+税)294円(税込)(01/29 23:59までの価格です)
「夢魔の通り道」(ブックウォーカー)
「夢魔の通り道」(アマゾン)
要するにホラー小説の短編集です。
このブログを読む人にはあまり興味はないかもしれません。
ただ、私がこのブログで書くことと、私がホラー小説を書くことは密接に関わっています。私はホラー小説から人の心の奥底を見ることを学びました。
一方、私はSF小説も書きます。SFからは、文明や人類を大きな視野でとらえることを学びました。
この両者がドッキングしたところに私の思想が生まれました。
この思想を「科学的倫理学」と名づけています。
今問題になっているイスラム過激派のテロですが、「科学的倫理学」からすると、決して悪ではありません。むしろアメリカ中心の国際社会のほうが悪です。
アメリカはテロ組織の殲滅を目指しています。おそらくうまくいかないでしょうが、かりにうまくいったとしても、それはよい社会ではありません。おそらくものすごい監視社会になります。
では、よい社会とはなにかというと、テロリストがテロをする動機をなくしてしまうような社会です。
こういう考え方が「科学的倫理学」というわけです。
私は「科学的倫理学」にかまけて、小説を書かなくなってしまいました。
小説に集中していたら、どんな人生になっていたかということは考えますが、これも必然なので、しかたありません。
ホラー小説が好きな方には電子版「夢魔の通り道」はお勧めだと思います。
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